あたらしい党

2018.10.12

メッセージ  -あたらしいあたりまえをつくろう-

都市で実験し、社会で実現する。地方自治体こそ、最先端であるべきだ。

これが、私たちの目指す政治のあり方です。一つの自治体・地方都市を舞台として、首長を、あるいは議会の多数派を誕生させる。そこで実現した政策は周辺の自治体に波及し、やがて国政にまでも届く。その道筋を、私たちは具体的かつ計画的に描き、実行していきます。

いま、情報化社会の進展とテクノロジーの進化によって社会構造は大きく変化し、経済活動は可能性に満ちた新たな局面を迎える一方、政治が抱える閉塞感は耐え難いものになっています。

急速な少子高齢化の進展や都市間格差など、目に見える課題が山積しているにもかかわらず、まるで有効な手立てを持たない政治家たち。既得権益や慣習にがんじがらめに囚われて、一歩も踏み出すことができない既存政党。これらのあり方に、若年層を中心とする有権者の多くが希望を見失っているのが現状です。

しかし、多くの人たちはやるべきことをわかっているはずです。過剰に膨らんだ行政を縮小し、社会保障を最適化する。無駄の削減により捻出した財源で、若年層や社会的弱者への政策的投資を増やす。古い慣習に囚われず、最新テクノロジーの導入を推し進める。こうした「あたりまえ」とも言える政策が、なぜ実現しないのでしょうか。既存の政治家・政党は、何を足踏みしているのでしょうか。

だからこそ、今、私たちが政治をアップデートしていきます。一切のしがらみに囚われない私たちが、これまでの政治家・政党にはできない、多くの人々が考える「あたりまえ」の政策を、地方自治体から次々に実現します。

そして私たちは、自由でオープンな社会こそ、あるべき姿だと信じます。政治や行政が抱え込んでいた情報を開き、官民共同で社会課題の解決に挑んでいく。自主自立を基本とし、行政の役割を適正化しながら、独立不羈の精神を失わない社会のセーフティーネットを構築していく。そんな社会を目指す政治組織を、「都市型政党2.0」と名付けました。

多様な人々が暮らす都市には、大きな可能性があります。そして、しがらみのない都市にこそ、「小さな政府」「開かれた行政」「自由主義社会」を実現する土壌と、それを主張する政党の成長基盤が存在するはずです。もちろんそれは、地方や農村を否定するものではありません。都市と地域が切磋琢磨し、共存共栄していく。その第一歩を踏み出すことが、都市型政党2.0の存在意義でもあります。

私たちは、「あたりまえ」を実現する都市型政党2.0として、自由でオープンなアプローチのもとで、時代に合わせて常にアップデートされる新しい政治を実現します。